新旧タグの種類が複数存在
2019年3月現在、「Google アナリティクスにおける」タグの種類は下記となります。(リリース順)

①初代「urchin.js」
②第2世代「ga.js」
通称:クラシックタグ。Urchin時代と比べイベントトラッキングやeコマーストラッキングなど現状の主要機能を可能にした。
③第3世代「ga.js(dc.js)」
通称:非同期タグ
④第4世代「analytics.js」
通称:ユニバーサル アナリティクスタグ。初めてクロスドメイン トラッキングを可能にしている。
※Google タグマネージャではこちらのタグが発行される。
⑤第5世代「gtag.js」
通称:グローバル サイトタグ。Google アナリティクスだけでなく、Google 広告やFloodlightタグも組み合わせて使用可能な最新のタグ。
※下図について、現在のツール管理画面となりこちらのタグのみ発行可能になっている。
どのバージョンのGoogle アナリティクスタグか確認したい場合は
新規でこれから計測を開始したい等の場合は、必然的に最新のタグ「gtag.js」またはGoogle タグマネージャを使用して「analytics.js」で計測します。しかし、過去にGoogle アナリティクスを導入して計測している場合、タグのバージョンが古いかもしれません。特に導入に関わった担当者のみが情報を持っており、引継ぎや退職などの際、タグのバージョンチェックをしていない場合は注意が必要となります。
簡単にタグの確認が行える手段としてはGoogle Chromeの拡張機能による「Tag Assistant」が便利です。また、直接タグを確認する場合は、各バージョンのタグについてコードの記述がそれぞれ異なるため、下記の図でまとめて紹介します。基本的にはこのふたつの方法を使って確認することで、どのバージョンのGoogle アナリティクスを使用しているのかが分かります。

まとめ
Google アナリティクスを導入しており、導入した時期がかなり前にさかのぼる場合は一度タグのバージョンを確認することをお勧めいたします。 その際に「Urchin.js」、非同期を含む「gajs(dc.js)」を使用して計測している場合はすぐにタグのアップグレードを検討してみてください。 正しくデータが収集され計測トラブルなど起こらないように、常日頃から解析環境のチェックは重要です。
アイレップでは、新規ツール導入から導入済み解析環境の見直しを含め企業のデータ活用支援を行っております。お困りのことなどございましたらお気軽にご相談ください。
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