Google 、ChromeブラウザにGemini 3ベースのAI機能を実装
- 執筆者:
- ONE-AIO Lab
2026年1月29日、Google はChromeブラウザにGemini 3をベースとしたAI機能を実装したと発表しました。対象OSはmacOS、Windows、Chromebook Plusです。
機能の概要
Chromeブラウザに新たに搭載されるサイドパネルにより、Web上でのマルチタスク操作がより効率化されます。メインの作業を一つのタブで開いたまま、サイドパネル上で別のタスクを並行して実行できるようになります。
■Chromeブラウザに表示されるサイドパネル上のGeminiのイメージ

主な実装内容は以下の通りです。
- Google 各種アプリとの接続
- 自動ブラウジング機能の導入
- エージェント機能向けのセキュリティ強化
- Nano BananaのChrome統合
- Personal Intelligenceの導入
Google 各種アプリとの接続
Chrome版Geminiは、Gmail 、Google カレンダー、YouTube、Google マップ、Google ショッピング、Google フライトなど、各種アプリとの連携に対応します。これにより、アプリを横断した作業を迅速に進めることが可能です。機能はGemini設定内の「接続アプリ」から有効化できます。
■Chrome版Geminiにおける各種アプリとの接続例

自動ブラウジング機能の導入
Chromeの自動入力機能が進化し、AIエージェントが複数ステップにわたる作業を処理できるようになりました。
活用例:
-
予定調整
- 複雑なフォーム入力
- 税務書類の収集
- 請求書の支払い状況確認
- 経費精算の提出
- サブスクリプション管理
発表時点では、米国のAI ProおよびUltraのサブスクリプションユーザーが対象です。
■自動ブラウジング機能の活用例1:休暇の旅程の最適化
また、ChromeはGoogle のUniversal Commerce Protocol(UCP)にも対応しています。UCPはエージェント型コマース向けの新しい標準規格で、AIエージェントがChrome上でシームレスにアクションを実行できるようになります。
■自動ブラウジング機能の活用例2:マルチモーダル機能とUCPを活用した商品購入

エージェント機能向けのセキュリティ強化
Gemini搭載のChromeでは、オンライン上の脅威からユーザーを保護するための新しい防御機能を導入しました。自動ブラウジング機能では、購入やSNS投稿などの重要な操作を実行する前に一時停止し、ユーザーに明示的な確認を求める設計となっています。
■自動ブラウジング機能の一時停止のイメージ

Nano BananaのChrome統合
Nano BananaがChromeに統合されたことで、画像を再アップロードしたり別タブを開いたりすることなく、ブラウザ上で直接画像を編集できるようになりました。
■Chrome上でのNano Banana活用のイメージ

Personal Intelligenceの導入
ChromeにもPersonal Intelligenceが導入され、過去の会話文脈や個人データをふまえた、よりパーソナライズされた回答が可能になります。
■Personal Intelligence機能のイメージ

Personal Intelligenceとは
Gmail やGoogle フォトなどのGoogle アプリの情報をAI モードと連携させ、ユーザー個人のデータにもとづいた検索結果や提案を提供する機能です。
画像出典:Google ,The new era of browsing: Putting Gemini to work in Chrome , Google , Accessed 29 Jan 2026
この記事の執筆者
ONE-AIO Lab
「ONE-AIO Lab」は、Hakuhodo DY ONEにおけるAIOコンサルティング(AIO:AI Optimization)を専門とする研究開発組織です。AI検索でのブランド情報の表示状況の可視化、AIによる回答内容の評価、最適な情報発信戦略の設計・効果検証、さらにはAI検索アルゴリズムの分析・研究を推進しています。企業がAI時代にふさわしい情報発信戦略を確立し、ブランド価値の向上と持続的な成長を実現するための高度なソリューションを開発・提供しています。
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