AI検索エンジンのトラフィック推移と動向(2026年2月)
- 執筆者:
- 次世代検索研究所 piONEer(パイオニア)
2026年2月のAI検索エンジンのトラフィック推移とその動向をまとめました。
AI検索エンジンの国内シェア
AI検索エンジンの国内シェア(全体)としては、ChatGPTが約67%となり、前月比では-2.76pt減少した。
Geminiのシェアは三か月連続で上昇傾向であり、前月比で+0.88pt増加した。
出典:StatCounter,「AI Chatbot Market Share Japan」Statcounter Global Stats, https://gs.statcounter.com/ai-chatbot-market-share/all/japan , 2026年3月18日閲覧
※StatCounterのデータはウェブサイトのアクセス状況から推定されたものであり、実際のユーザー数や市場シェアとは異なる場合があります。
従来型検索エンジンとAI検索エンジンのセッション数推移
従来型検索エンジンのシェアが圧倒的に高いが、セッション数のシェアは前月比で-9.4%の減少した。
AI検索エンジンのセッション数は2024年4月を起点とすると4,542%と増加した。さらに、AI検索エンジンは前月と比較して-3.2%であり、セッション数は減少した。

出典:Similarwebを活用した当社集計データ(2026年2月まで)
従来型検索エンジン:Google・Bing・Yahoo!Japanのセッション数(合計)の推移
AI検索エンジン:ChatGPT・Gemini・Perplexity 等のセッション数(合計)の推移
クエリ別のAI Overviewsの表示状況
クエリ別のAI Overviewsの表示率の調査結果。AI Overviewsの表示率としてはKnowクエリが最も高く、前月との比較においても+2.8%と最も増加した。Goクエリは変動がなかったが、全体の総計としては増加傾向である。

出典:各業界のSEO上位プレーヤーの流入キーワードを基に当社が調査。(対象データ:2026年2月時点、調査実施:2026年3月)
※各業界で当社が独自に選定したキーワードの中から検索数が多い上位500キーワードを抽出
業界別のAI Overviewsの表示状況
検索市場におけるAI Overviews の表示率は、検索市場のファネル形状が Know 系に偏る業界で前月に引き続き AI Overviews の表示比率が高い結果となった。
業種毎に比較すると、前回調査では減少が見られたクレジットカードの表示率が増加に転じており、保険、コスメ、賃貸業種でも同様に増加傾向を示した。
一方で通信・キャリア、転職、アパレル・ファッション業種では減少した。

出典:各業界のSEO上位プレーヤーの流入キーワードを基に当社が調査。(対象データ:2026年2月時点、調査実施:2026年3月)
※各業界で当社が独自に選定したキーワードの中から検索数が多い上位500キーワードを抽出
今月のAI検索トピック
AIモードでCanvasの機能が導入
Google 検索のAI Modeに、計画や情報を整理できる「Canvas」の機能が追加。Canvasは文章作成やコーディングにも対応し、指示に基づいてWebサイトの最新情報とKnowledge Graphを参照しながら、ダッシュボード等の試作をCanvas内で生成・改良できる機能である。
CanvasのAIモードは米国在住のユーザーに英語で提供。一方、AIモードの他の機能の一部は、米国在住のLabs参加者向けに順次展開中。
出典:Google,「Use Canvas in AI Mode to get things done and bring your ideas to life, right in Search」Google The Keywords, https://blog.google/products-and-platforms/products/search/ai-mode-canvas-writing-coding/, 2026年3月18日閲覧
Samsung Galaxy S26に搭載された、よりインテリジェントなAndroid
Galaxy S26ではGeminiの高度化を背景に、AI体験が強化。新機能「Circle to Search」では画面上のマルチオブジェクトを一括で特定し検索することが可能。またGeminiは配車や再注文といったマルチステップ作業を実行までシームレスに担う。
出典:Google,「A more intelligent Android on Samsung Galaxy S26」Google The Keywords, https://blog.google/products-and-platforms/platforms/android/samsung-unpacked-2026/, 2026年3月18日閲覧
GPT‑5.4 mini と nano が登場
GPT 5.4の強みを維持したまま「高速かつ高効率に大量処理できる小型モデル」を拡充したアップデート。
特に、miniモデルは従来のGPT 5 miniと比較し、コーディング、推論、マルチモーダル理解、ツール利用といった各能力が大きく向上。処理速度も2倍以上高速化され、一部評価においては大型モデルのGPT 5.4に迫る性能を誇る。
一方、nanoモデルは、速度とコスト重視の最小・低コスト版として提供。分類や抽出などの軽量タスク向けに、GPT 5 nanoからさらに性能を向上させたもので、APIで提供される。
出典:OpenAI,「GPT‑5.4 mini と nano が登場」OpenAI, https://openai.com/ja-JP/index/introducing-gpt-5-4-mini-and-nano/, 2026年3月18日閲覧
この記事の著者
次世代検索研究所 piONEer(パイオニア)
「次世代検索研究所piONEer」は、AI検索および検索AIサービスにおける広告の新たな可能性を追求する最先端の研究プロジェクトです。メディアプランナーを中心に、広告戦略や運用・オウンドソリューションに特化した専門部署と連携し、AI検索時代の新たな広告戦略とソリューションの研究・開発を目指します。長年SEM市場(検索連動型広告やSEO)で培ってきた豊富な経験と知識をもとに、AI検索時代にふさわしい広告の革新と価値提供に取り組みます。 当プロジェクトが発行しているAI検索に関する調査レポート「AI検索白書」では、独自調査を通じて生活者の利用動向や今後の展望について詳しくまとめています。
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「ONE-AIO Lab」は、Hakuhodo DY ONEにおけるAIOコンサルティング(AIO:AI Optimization)を専門とする研究開発組織です。AI検索でのブランド情報の表示状況の可視化、AIによる回答内容の評価、最適な情報発信戦略の設計・効果検証、さらにはAI検索アルゴリズムの分析・研究を推進しています。企業がAI時代にふさわしい情報発信戦略を確立し、ブランド価値の向上と持続的な成長を実現するための高度なソリューションを開発・提供しています。
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