Google 、Search ConsoleにAI分析機能を導入と発表
- 執筆者:
- ONE-AIO Lab
2025年12月4日、Google はSearch Consoleの「パフォーマンス レポート」において、AI分析機能が導入されたことを発表しました。本機能は現在、一部のWebサイトで先行提供が開始されており、今後は段階的に利用範囲が拡大される見込みです。
AI分析機能とは
AI分析機能を利用すると、知りたい内容を自然言語で入力するだけで、分析が可能になります。入力された質問内容に応じて、AIが適切なフィルタや設定を適用し、レポートを生成します。この機能は、主に以下の3つの要素を自動処理することで、分析作業の効率化を実現します。
フィルタの適用
クエリ、ページ、国、デバイス、検索結果の表示、期間といった多様な条件でデータを簡単に絞り込めます。
比較の設定
手動での設定なしで、カスタム期間などの複雑な比較を自動的に設定します。
指標の選択
質問内容にもとづいて、以下4つの指標から最適なものを自動で選択します。
- クリック数
- 表示回数
- 平均クリック率
- 平均掲載順位
AI分析機能の制限事項
AI分析機能には、以下のような制限もあります。
利用範囲
検索結果の「パフォーマンス レポート」のみで利用可能であり、「Discover レポート」や「ニュース レポート」では利用できません。
機能の精度
入力内容によっては、AIがリクエストを誤って解釈する可能性があります。
操作上の制限
本機能はレポート構成(フィルタ、比較、指標)の自動化に特化しているため、表の並べ替えやデータのエクスポートなどの操作には対応していません。
■Search ConsoleのAI分析機能の使用例

出典:Google、新しい AI を活用した構成で Search Console の分析を効率化する、Google、Accessed 4 Dec 2025
この記事の執筆者
ONE-AIO Lab
「ONE-AIO Lab」は、Hakuhodo DY ONEにおけるAIOコンサルティング(AIO:AI Optimization)を専門とする研究開発組織です。AI検索でのブランド情報の表示状況の可視化、AIによる回答内容の評価、最適な情報発信戦略の設計・効果検証、さらにはAI検索アルゴリズムの分析・研究を推進しています。企業がAI時代にふさわしい情報発信戦略を確立し、ブランド価値の向上と持続的な成長を実現するための高度なソリューションを開発・提供しています。
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