LINE公式アカウントの送信取り消し方法 チャットの条件と対処法
- 執筆者:
- TeLAS編集部(トーチライト)
LINE公式アカウントでメッセージを誤送信してしまった際、配信先や内容によっては速やかな対応が必要になります。送信したメッセージの種類によっては、後から取り消すことが可能です。
この記事では、LINE公式アカウントで送信取り消しができるケース・できないケースについて分かりやすく解説します。
※本記事はトーチライト運営の「TeLAS」の記事を一部編集のうえ、転載する形で掲載しています。
LINE公式アカウントのメッセージ送信は取り消せる?
LINE公式アカウントから送信したメッセージは、全てのケースで取り消せるわけではありません。
ユーザーと1対1でやり取りする「個別チャット」のメッセージは送信後24時間以内であれば取り消しが可能とされています。なお、友だちに一斉配信したメッセージは、現時点では取り消しができない仕様です。(※2026年8月時点)
そのため、メッセージの種類によって対応が異なることを正確に理解し、誤送信した際は状況に応じて冷静に対処する必要があります。
※出典:LINEヤフー for Business, LINE公式アカウント - チャット, 2026年8月5日閲覧
送信取り消しができるメッセージ・できないメッセージ
ここでは送信取り消し可能なメッセージ形式について紹介します。
送信後に対処ができるのは「個別チャット」と「LINE VOOM」
LINE公式アカウントにおいて、送信後の対処が可能なのは「個別チャット」と「LINE VOOM」への投稿です。
個別チャットは、友だち登録しているユーザーと1対1で会話する機能であり、ここで送信したメッセージは、通常のLINEアプリと同様に送信から1時間以内であれば取り消すことができます。
LINE VOOMへの投稿は、投稿後の削除が可能です。自身の投稿に対するコメントについても削除対応ができます。投稿内容の修正が必要になった場合や、不適切なコメントが書き込まれた際にも、後から対処できる仕様です。
一斉配信やAPI経由のメッセージは送信取り消しができない
LINE公式アカウントの運用で最も注意すべき点は、一斉配信したメッセージは送信取り消しができないことです。
キャンペーンの告知や新商品の案内など、多くの友だちに向けて一斉送信した内容は、一度配信ボタンを押すと取り消しができません。これは、Messaging APIを利用して自動送信されるメッセージも同様です。
システム上、多数のユーザーへ短時間で情報を届けられる仕組みである一方、誤字脱字やリンク先の設定ミス、配信対象の指定ミスなどが発生した場合も、配信後に個別で修正することはできません。誤送信はユーザー体験の低下だけでなく、クレームやブランド毀損につながるおそれもあります。
そのため、誤送信防止は担当者の注意力だけに依存させず、配信前のチェック体制の整備やテスト環境の活用など、運用・システムの両面から防止策を講じることが重要です。
個別チャットで送信を取り消す具体的な手順
LINE公式アカウントの個別チャットで送信したメッセージは、パソコンの管理画面とスマートフォンの管理アプリの両方から取り消すことができます。ここでは、それぞれのデバイスにおける具体的な送信取り消しの手順を解説します。
パソコン(PC版管理画面)からの操作方法
- 管理画面にログインし、画面上部のメニューから「チャット」を選択する
- 左側のトークリストから該当するユーザーを選び、チャット画面を開く
- 取り消したいメッセージにマウスカーソルを合わせると、メッセージの左側に「…」のアイコンが表示されたらクリックする
- 表示されたメニューのなかから「送信取消」を選択し、最終確認のポップアップで再度「送信取消」をクリックすると、送信取り消しが完了する

スマートフォン(スマホアプリ)からの操作方法
- LINE公式アカウントの管理アプリを開き、画面下部のメニューから「チャット」アイコンをタップする
- トークリストが表示されたら、対象のユーザーを選択してチャット画面に移動する
- 取り消したいメッセージを長押しする
- メニューが表示されたら、その中から「送信取消」をタップする
- 最終確認のポップアップが表示されたら、内容を確認して再度「送信取消」をタップすれば、送信取り消しが完了する
送信取り消し機能を使う前に知っておきたい3つの注意点
LINE公式アカウントの「送信取消」機能は便利ですが、利用する際にはいくつかの注意点があります。
この機能には時間制限があるほか、取り消した事実が相手の画面に履歴として残るなど、完全にメッセージを「なかったこと」にできるわけではありません。また、「削除」機能との違いを混同すると、意図せず相手にメッセージが残る事態にもなりかねません。
これらの仕様を事前に把握し、適切に機能を使い分けることが重要です。
送信後限られた時間内のメッセージのみが対象となる
LINE公式アカウントの個別チャットにおける送信取り消し機能には、時間制限が設けられています。
現時点(2026年8月時点)では、メッセージを送信してから24時間以内であれば取り消しが可能です。この時間を過ぎてしまうと、メッセージを長押ししたりカーソルを合わせたりしても「送信取消」の選択肢が表示されなくなり、操作自体が不可能になる仕様です。
相手のトーク画面には「送信を取り消しました」という履歴が残る
「送信取消」機能を使用しても、メッセージを送った痕跡が完全に消えるわけではありません。
操作が完了すると、元のメッセージがあった場所に「メッセージの送信を取り消しました」というテキストが相手のトーク画面と自分の管理画面の両方に表示されます。この履歴が残ることで、相手はあなたが何かメッセージを送った後、それを取り消したという事実を確認できます。
必要に応じて、補足の説明を配信することも検討しましょう。
自分の画面から消す「削除」は相手に届いたメッセージを消せない
LINE公式アカウントのチャット画面には、「送信取消」とは別に「削除」という機能も存在しますが、この二つは役割が全く異なります。
「削除」機能は、あくまで自分の管理画面上の表示からメッセージを消すだけで、相手のスマートフォンに届いているメッセージは消えません。つまり、相手はいつでもそのメッセージを読むことができます。
相手への送信自体を取り消したい場合には、必ず「送信取消」を選択しましょう。この違いを理解せずに「削除」を選んでしまうと、取り消したつもりが相手にはメッセージが残っているという状況になるため、注意が必要です。
一斉配信メッセージを取り消せない場合の正しい対処法
一斉配信メッセージを誤送信してしまった場合は対応に迷いやすいですが、その後の対応がアカウントへの信頼に影響する場合があります。状況を正確に伝え、迅速かつ誠実に対応することが重要です。
まずは状況を正確に把握し、速やかにお詫びと訂正のメッセージを配信する一連の流れを確立しておくことで、万が一の事態における影響を抑えやすくなります。ここでは、その具体的なステップとポイントを解説します。
ステップ1:誤送信の事実を把握し、影響範囲を確認する
一斉配信の誤送信に気づいたら事実確認をおこないます。
配信したメッセージの内容、配信日時、配信対象(配信人数・セグメント条件)を管理画面で確認し、何が誤りだったのかを正確に把握しましょう。
あわせて、誤った情報をもとにユーザーがすでに行動してしまう可能性があるかも確認が必要です。
誤字脱字など影響が限定的なミスと、価格・キャンペーン期間・利用条件・リンク先など、ユーザーの購入や申込みに影響する誤りとでは、求められる対応が異なります。ユーザーへの影響や拡散の可能性を踏まえ、訂正・お詫びの配信の要否、内容、緊急度を判断することが重要です。
ステップ2:訂正とお詫びのメッセージを迅速に再配信する
訂正配信の要否や内容は、誤送信の内容、配信対象、ユーザーへの影響を踏まえて判断します。
価格・期間・参加条件・リンク先など、ユーザーの行動や不利益に関わる誤りがある場合は、速やかな訂正が必要です。対応が遅れると、誤った情報が拡散したり、ユーザーの不信感が増大したりする可能性があります。
訂正のメッセージには、
①誤送信があった事実の報告
②どの部分が誤りで、正しい情報は何なのかを明確に示す訂正内容
③迷惑をかけたことに対する誠実な謝罪の言葉
の3点を必ず含めましょう。
簡潔かつ分かりやすい言葉で伝えることが重要です。
すぐに使えるお詫び・訂正メッセージの文例
一斉配信の誤送信時に使用できる、お詫びと訂正のメッセージ文例を紹介します。
【お詫びと訂正】先ほどのLINEメッセージについて本日〇時〇分頃に配信いたしましたメッセージ内容に、一部誤りがございました。
友だちの皆様にはご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
正しくは以下の通りです。
【誤】セール期間:明日10月20日まで
【正】セール期間:明日10月21日まで
今後は配信内容の確認体制を強化し、再発防止に努めてまいります。
この度は誠に申し訳ございませんでした。
今後とも〇〇(アカウント名)をよろしくお願い申し上げます。
【ユーザー向け】LINE公式アカウントに送ったメッセージを取り消したい場合
ユーザーとして公式アカウントに誤ってメッセージやスタンプを送ってしまった場合でも、取り消しは可能です。
友だちに送ったメッセージを取り消す方法と同じ手順で、送信から24時間以内であれば「送信取消」機能が使えます。
操作手順は、自分が送ったメッセージの吹き出しを長押しし、表示されるメニューから「送信取消」を選択します。公式アカウントの運営者側の画面からもメッセージは消えます。なお、やり取りは1対1の非公開チャットなので、送った内容が他の友だち(登録者)に見られることはありません。
誤配信を防ぐために実施したい4つの予防策
LINE公式アカウントの誤配信は、アカウントの信頼を損なうリスクを伴います。ミスが発生した後の対処も重要ですが、それ以上にミスを未然に防ぐための仕組み作りが不可欠です。
配信前のテストやダブルチェック体制の構築、承認ルールの設定など、ヒューマンエラーを減らすための具体的な予防策を導入することで、安心してアカウントを運用できます。特に「予約配信」機能を活用する場合は、設定ミスがないか入念に確認する体制が求められます。
配信前にテスト配信で内容を最終確認する
誤配信を防ぐ最も効果的な方法の一つが、テスト配信の実施です。
本番の配信前に、自分や社内のスタッフだけが登録しているテスト用アカウントやグループに対して、作成したメッセージを実際に配信します。これにより、ユーザーの画面でどのように表示されるかを事前に確認できます。誤字脱字や画像中の表示崩れ、リンク先URLの正誤、クーポンの動作不備などを客観的な視点でチェックしましょう。
担当者以外の人によるダブルチェック体制を構築する
メッセージの作成者本人だけでは、確認観点が偏る場合があります。そのため、配信対応を担当者一人に任せるのではなく、別の人も内容を確認する「ダブルチェック」の体制を整えることを推奨します。第三者の目を通すことで、自分では見落としていた誤字脱字や、分かりにくい表現、設定の間違いなどを発見しやすくなります。
加えて、「誰が」「いつ」「何を」確認するのかを明確化し、簡単なチェックリストを用意しておくと、確認項目の抜け漏れを防ぎ、より確実にリスクを低減させることが可能です。
複数人で承認する社内ルールを設ける
ダブルチェックが配信内容の正確性を確認するプロセスであるのに対し、承認フローは「誰が、どの条件で、誰に配信するか」を組織として判断するためのプロセスです。
とくに、価格・キャンペーン条件・個人情報を含む案内・重要告知などは、担当者だけの判断で配信せず、関係部署や責任者による承認を必須にすることが有効です。
よく使う文章はテンプレート機能に登録してミスを減らす
よく使う挨拶文や、店舗の連絡先、営業時間、よくある質問への回答といった定型文は、LINE公式アカウントのテンプレート機能に予め登録しておくことを推奨します。
テンプレートを登録しておくことではじめから文章を作成する必要がなくなり、テキスト入力ミスという単純なヒューマンエラーを削減できます。また文章作成の時間が短縮されるため、配信対応の効率化にもつながります。
登録したテンプレートは、誰が使っても同じ品質のメッセージを配信できるため、属人化を防ぐ効果も期待できます。
送信取り消しに関するよくある質問
LINE公式アカウントの「送信取消」機能に関して、公式アカウント運用者やユーザーが抱きやすい疑問やよくある質問内容を紹介します。
相手が既読したメッセージでも送信取り消しはできますか?
送信から1時間以内であれば、相手がメッセージを読んで既読状態になった後でも送信取り消しは可能です。
ただし、相手はすでにメッセージの内容を認識している可能性が高いです。そのうえでトーク画面には「送信を取り消しました」という履歴が残るため、相手に疑問を抱かせる場合もあります。状況に応じて、取り消した理由を補足すると丁寧です。
公式アカウントにメッセージを送信しました。公式アカウント側から見えないようにする方法はありますか?
公式アカウントに送信したメッセージは、送信から24時間以内であれば「送信取消」機能を使用できます。
ただし、運営者側の管理画面には「メッセージの送信を取り消しました」という履歴が残ります。24時間を経過してしまった場合や、自分の画面からのみ消える「削除」機能を使った場合は、運営者側にはメッセージが残ったままになります。
LINE VOOMに投稿した内容も後から取り消せますか?
LINE VOOMへの投稿は、個別チャットのメッセージとは異なり、1時間という時間制限なく削除することが可能です。
投稿内容に誤りがあった場合や、情報が古くなった際に、後から自由に取り消すことができます。また投稿そのものだけでなく、自分や他のユーザーからの投稿に付いたコメントも個別に削除可能です。
まとめ
LINE公式アカウントにおけるメッセージ送信の取り消しは、配信方法によって可否が明確に分かれます。ユーザーとの1対1の「個別チャット」は送信後1時間以内であれば取り消し可能ですが、多くの友だちに送る「一斉配信」は一度送信すると取り消すことができません。
もし一斉配信で誤送信が発生した場合は、影響範囲を確認したうえで、必要に応じて速やかに訂正・お詫びのメッセージを配信することが重要です。また、誤送信を防ぐには担当者の注意力だけに頼るのではなく、テスト配信、チェックリスト、承認フロー、権限管理といった仕組みを整備し、配信前にミスを発見できる運用体制を構築しましょう。
Hakuhodo DY ONEでは、LINEと連携したマーケティングソリューション「DialogOne®︎」に加え、当社グループ会社のトーチライトとの連携による「SNS運用コンサルティングサービス」も提供しています。 LINE公式アカウントの開設から運用戦略の設計、実行までを一貫してサポートします。ぜひお気軽にお問い合わせください。
この記事の著者
TeLAS編集部(トーチライト)
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